疑問その1)補聴器はどのくらいの期間長持ちしますか?
・一般的に言われている耐用年数は5年とされています。(医療機器である補聴器には添付文書が付いており、その文書に も記載されております)
特に、耳掛け式は耳穴式に比べて寿命が長いとされています。
【保管方法及び有効期間等】
<保管方法>
・直射日光が当たる場所や高温多湿の場所は避けること。
・室温で保管すること。
<耐用期間>
本体 5年[自己認証(当社データ)による]
※適正な使用環境と維持管理の基に、適切な取扱いで本来用途に
使用した場合、設計仕様書に記された機能及び性能を維持し、
使用することができる標準的な使用期間を意味する。
※ワイデックス添付文書より引用
・補聴器は常に持ち運び、日にあたったり汗の影響を受けたり過酷な中で使用するものです。使用環境と使用頻度、日頃の補聴器への
メンテナンスなどにより寿命も大きく変化する場合があります。
実際に当店にて補聴器を購入して使用されているお客様には、購入より5年以上使い続けている方が大半です。
但し、この中には使用している上で補聴器の調子が悪くなりメーカーへの修理やオーバーホールをしている方も含まれます。
したがって、補聴器の寿命を延ばす為には、日頃の使い方やメンテナンスが大きくかかわってくる事が分かると思います。
・使う人の聴力が変化していくことや、新しい高性能な補聴器が出てくることを考えると5年を一つのサイクルとして考えるのも良いのではと思います。
疑問その2)補聴器は、どんなことに注意して扱えばよいでしょうか?
・上記の添付文書にもある通り、高温多湿の場所は好みません。
使用後は必ず乾燥ケースや乾燥器(専用の充電式乾燥器)に入れて汗などによる湿気を取り除く必要があります。
●付属乾燥ケース
●乾燥器
●専用充電式乾燥器
・補聴器は汚れによっても調子が悪くなることがあります。
耳垢が耳栓部分に詰まれば音が出なくなりますし、汗と一緒に補聴器本体に入れば機械の故障にもなます。
その為、補聴器は汚れがたまり過ぎないうちにクリーニングが必要です。
当店では専用の真空乾燥機を使用して短時間で汗や結露などを乾燥させます。
また耳垢などの汚れを吸引機で取り除くサービスも行っています。
・補聴器は精密機械なので、強い衝撃で壊れてしまう事があります。
特に本体はプラスチック製なので踏んでしまうと割れます、小さいお子様やペットにも十分に注意が必要です。
疑問その3)補聴器は日頃どんなメンテナンスをすれば良いのでしょうか?
・汗などによる湿気は、上記の乾燥ケースや乾燥器などを利用して乾燥をして下さい。
・汚れに関しては、補聴器使用後に本体と耳栓部分を付属している拭き取り布や補聴器専用ウェットタイプの拭き取りシート
などを使用してふき取りを行ってください。
・拭き取りをしていても、耳栓部分に耳垢が詰まってしまう事が有ります。
その場合、耳栓の先についているパーツを交換する事で解消できます。
【耳栓部分のパーツ交換方法】
●ナノケアワックスガード
●一本取り出します。
●イヤモールを外して耳栓の先を交換。
●耳穴式も同様に交換します。
・一本取りだして、写真の様に汚れた古い方を外して、反対側の新しい方を取り付ける。
(詳しくは付属の説明書を参照して頂くか、当店スタッフまでお問い合わせください。)
・ご自身でメンテナンスを行うのに不安な方には、当店専門スタッフが代行して行うサービスがございますのでお問い合わせください。